外壁塗装につかう塗装の種類

大切に長く住むつもりのお家ならば、高くても耐用年数の長い塗料を選ぶ方が、最終的に塗り替えの回数が少なくなってトータルの出費は抑えられます。

築年数の長い、お子さんが独立したご夫婦だけの住居なら、将来の建て替えも視野に入れて美観だけリフレッシュさせる為に安い塗料を選ぶのも選択肢の一つです。

選ぶポイントは金額と耐用年数のバランス

高い塗料ほど長持ち

―　大切なのはバランス　―

一番やってはいけない事は、バランスの悪い選択。
古い住宅にオーバースペックな塗料を選択し、無駄に高い料金を支払う事です。

よく分からなくなって「もう、一番高いのでいい！」と投げやりになってしまうと、大損します。
安い買い物では無いので、ぜひとも慎重にご検討下さいませ。

アクリル塗料／4-8年

最も安く、耐用年数も短い塗料です。
一般家庭の住宅に使われる事はほとんどありません。

コストを抑えて安価に売る新築の建売や、短期間で取り壊す予定の建物に使われます

ウレタン塗料／8-10年

以前は外壁塗装にもよく使われたウレタン塗料ですが、近年ではより耐久性の高いシリコン塗料に移行してきました。
一般的に住宅で使われる塗料では最も安価な為、予算が少ない場合や、そこまで長持ちしなくても良いと割り切った外観のリフレッシュ工事などで採用される事が多いです。

シリコン塗料／10-15年

外壁塗装で現在もっとも採用される事の多い塗料がシリコンです。
紫外線にも強く、選べる色も多様で、お客様にも喜んで頂けます。
コストと耐用年数のバランスが良いので、相見積もりでも基準となる場合が多く、塗装業者も見積りに最も力が入る塗料です。

フッ素塗料／15-20年

シリコンの1.5-2倍の耐久性を持つ塗料と言われており、非常に高い耐候性を持っています。
ただ、金額の高さがネックで、一般家庭の外壁塗装に使われるケースはシリコンよりもグっと少なくなります。

耐用年数が長いので、頻繁な塗り替えが困難なビル等の大規模な建造物で使われる事が多い塗料です。
また、一般家庭の住宅でも、築年数が浅い場合は将来の事を考慮して採用される場合が多くあります。

無機塗料(ハイブリッド塗料)／20-25年

詳しい説明は割愛するとして、とにかく耐用年数が長い事が特徴です。
と同時に、高額な事でもよく知られた塗料となります。

歴史が浅い塗料なので知らない方も多い為、悪徳リフォーム業者がよく勧めてくる事でも知られます。

「30年もちます」等と説明されたら完全にウソですので、即時「いらない」と帰って貰う事をお勧めします。